水まわりは傷みやすい

 水まわりは一般的な部屋に比べて傷みやすいといわれます。

水まわりが傷みやすい理由

毎日使用する

 トイレ、洗面、キッチン、浴室まど水まわりはほぼ毎日全員が使用する可能性が高い。だから、消耗するし、破損しやすい。

 長い年数で徐々にぐらつくこともあれば、突然破損したりする。

経年劣化

水まわりに使われるパッキンは、合成ゴム製であり、使用していなくても年数が経てば劣化してしまう。また、水道の消毒に使われる塩素成分がさらにパッキン等の寿命を縮めてしまう。

傷んだら早めに対処する

新製品と取り替える

 水まわりの器具は消耗品です。見た目が変わらなくても、毎日使っていればガタが来ます。定期的・計画的に交換する方が一度に直さなくて済むメリットもあります。

 新品は見た目にも気持ちよいです。そして何より使いやすいです。動きはスムーズですし、水などもピタッと止まります。

部品を替えて修理

 取り替えるのは経済的負担もあるので、部品による修理も検討してもよいかもしれません。ただ、部品交換は買い替えるより安くなるのが一般的ですが、場合によっては買う以上の請求が来ることもあります。

製品本体の価格が安いときは修理は損

 修理代は、修理業者やメーカーから出張してきます。部品代のほかに、工賃(出張費)として8,000円から15,000円ほどかかります。だから、製品本体の価格が高くないものは思い切って交換しましょう。

部品は、製品よりも価格が割高となる

 部品は、製品の卸単価が製品と比べて高い傾向にあります。比較的安い部品であれば問題ないですが、変える部品が多ければ部品代だけで買うほどの金額になることもあります。

部品の供給には期限がある

 メーカーによる部品の提供は、製品の製造中止から8年ほどとなっています。ちょうど傷み始める時期に部品の提供が終わっていることもあります。

新品よりもよくはならない

 修理をしても新品に近づくことはありますが、残念ながら、新品にはなりません。部品のすべてを替えればそれも可能ですが、実際すべての部品は手に入りません。価格面でも経済的ではないので、そのような人はまずいないでしょう。

経過観察

 あまりおすすめできませんが、使用に支障がなければ様子を見るという方法もあります。ただ、痛み具合によってはさまざまな障害がでてきます。できるだけ早めに対処しましょう。

水道代や電気代などがかかる

 水が止まらない場合、少しずつですが水道代がかかります。給湯器や温水器のお湯が漏れていれば、沸かすために電気や燃料を使います。

床や壁などが濡れる

 洗面器や流し台の中に漏れていればいいですが、床や壁などに漏れている場合家財を傷めるおそれがあります。

使いにくい

 部品が破損していたり、とれていたりすると本来の使い方ができないので非常に不便です。

長持ちさせるために

 長持ちさせるためには、大切に使うことです。

定期的な清掃やメンテナンス

 定期的に清掃やメンテナンスを行うと良いでしょう。調子が悪ければ、点検を依頼したり、部品を取り替えてもらいましょう。

無理やり使わない

 動かないからと言って無理やり回したり、異常音が出ているのにそのまま使い続けたりすると寿命は短くなります。

 

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